2011年6月28日火曜日

コンペ

久しぶりのコラム。今年になってからいったいいくつコンペに出したろう。これは自分が伊東事務所にいたころから続いているある意味癖、のようなものだ。負けても負けても出し続けている。そんな状況でこの4月にFLICKERで事務所設立から10年のプロジェクトを整理してみた。
http://www.flickr.com/photos/contemporaries2007/collections/72157625510966481/

うーーん、よく負けたなあ、と自分でも思う。でも諸先輩に比べればまだまだときっと言われてしまうことだろう。コンペに出すには幾つか意味があるからだ。一つは自分がこだわっている地域の公共の仕事、がコンペでしか獲得できない、こと。それと自分の考えをもっともストレートに提案できるのもコンペの魅力である。またその考えが社会とどのくらいずれているのか、また一致しているのか知る絶好の機会である。だからコンペに負けても負けても出し続けるのだ。事務所の所員は現実的な仕事の合間に本当に良くやっている、彼らのエネルギーを絶対に無駄に出来ない、いつもそうやって自分を鼓舞している。コンペに勝った時はこの努力が少し報われたとほっとするしコンペ落選の通知が来たときは本当にへこむ。それでも勝った時の喜びを所員と共有できたときのなんとも言えない感覚はいつも嫌なことを忘れさせてくれる明日への推進力のようなものだ、さあまた明日から頑張ろうぞ。